ササユウは考えた

40代がウンウンした

ロックインシンドローム

ロックインシンドロームという病名を知ったのは、たまたま見た映画「潜水服は蝶の夢を見る」であった。潜水士として海に潜ってお宝探しの話かと思っていたが、よくタイトルをみたら潜水 ”服” なのです。服が夢を見る???

 

『ロックインシンドローム』。直訳すると 閉じ込め症候群。

脳梗塞などにより一命はとりとめたものの、喋れない・聞こえない・動かせない、『しかし知能は落ちていない』というものらしく、伝えたいのに伝える手段がない。意思があるのに伝えられない。。。 「潜水服に閉じ込められた」と例えたジャン=ドミニク・ボビーの気持ちが少しわかります。

 

6/26に角川書店より発売された「僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。」の著者 近藤 崇さんがのことを知ったのはfacebookの記事でした。

国立がん研究センターで勤務する現役内科医。20代で脳梗塞発症しロックインシンドロームに。

 

ジャン=ドミニク・ボビーは自伝「潜水服は蝶の夢を見る」を まばたき を読み取ってもらうことで書き上げた。二冊目に取り掛かろうとした時に急逝。近藤氏は今回の「僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。」をiPadで入力したそうだ。勝手な判断だがまばたきに比べれると格段に早いだろう。

 

ジャン=ドミニク・ボビーの分も次回の上梓にも期待したい。