ササユウは考えた

40代がウンウンした

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「なんでも買える」昔、百貨店の外商さんと話たとき「麻薬とチャカ(拳銃)以外は売りますよ」って話をしたのだが、今では、ソレ以上に通信販売でポチッだけで自宅まで届けてくれる。

 何でも、って何だよ?って思うので、たとえばアマゾンで「棺桶」と検索してみる。

私の日常生活で購入しようと思う機会はなかったし、死んだ時のために買って置いて置こう、とも思わない。葬儀屋から持ってくるもんだと思ってた。

検索結果を見ると、ピンク色のとかワンタッチ組立式とか定価52,500-が20,000の4ガケ激安とか出品元が冠婚葬祭研究所とか微妙な突っ込みどころ満載。

 

そして本題のカスタマーレビューです。

「この値段帯の棺の中では最もコスパに優れているのではないでしょうか。
何より寝心地の良さが素晴らしく、そのままどこかへ行ってしまいたくなります。」

 

等身大ドールの保管用として購入。ピンクにしたのはそのため。ホームセンターで材料を買って来て、自分で木箱を作る事も考えたが、この価格であればこちらを買った方が良いと判断。実際に寝かせてみたが、やはり抵抗感がある。人形とはいえ気の毒になって来た。2ケ月ほど我慢してもらい、今は自作のスタンドに立たせ、普段は布で覆っている。棺桶だけ残った。」 

 

とかあるんですが、メッチャ遊ばれてるのはこの商品。

そもそも棺桶って必要なのか?毛布にくるんで、とかダメなのか?と思って条例を調べてみましたが、桶サイズの記載はあっても、「必須」という文言は見つけられず。

 

宗教儀式の簡素化やら家族や近隣との希薄化もあるんだろうけど、生きぬいて死ぬ人の旅立ちを軽んじてはいけないと思う。

ナショナルジオをみると動物でも身内が死んだときは悲しい素振りを見せる。

人間はカネがもったいない、という行動が死を慈しむ心すら葬ってしまうのか。