ササユウは考えた

40代がウンウンした

千社札 どうやって5mの天井に張るのか?

千社札を何と読みますか?今日、調べるまで「せんじゃふだ」だと思っていたのですが、正しくは濁らずに「せんしゃふだ」と言うらしいです。

「何年前に張ったのかな?」と想像してドキドキします。

 自分と千社札の出会いは、小学生の頃、御園座で自分の苗字が書かれているものを発見し、買ってもらってからですが、最近は「千社札作成機」というステッカー作成機がゲーセンでも置いてあるんで、千社札という存在は身近なものになっているかと思います。

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諏訪ツアーの時やらで、色取り鮮やかな千社札風のステッカーが山門とかに貼られてたし、立ち寄り温泉でも、「旅人」みたいなステッカーが貼られてるのをみて、なーんだか違和感を感じてましたし「天井とかの高いところって、どうやって貼ったんだろ?ハシゴ?肩車????」という興味で、ググッってみました。

柱の高いところや天井には、「振り出し竿」という継ぎ足し式の竿(釣竿みたいなの)と、「夫婦刷毛(めおとばけ)」を使って貼るそうです。あんまり具体的にはわかんないっす。

参考:奈可”瀬工房の夫婦刷毛を使った<立ち竿?>の作り方

ついでに調べてみた。

基本情報 YAHOO百科事典 ・ wiki

・神社仏閣に歴史的に貼ることが許されるのは白黒だけ!!!

 →だから、カラーのを貼るのは、そもそもダメ。

・文化・歴史的な財産に勝手に貼ったら、法的処罰対応

 →『勝手に貼っていくのは「便所のイタズラ書き」と変わらない。』って意見がありましたが、

  便所は塗りなおしすればエエですが、汚すのは簡単、復元させるのはスンゲェ大変。

 

千社札の上に張ったらダメ。

 →ダメらしいです。ですがそれよりも「抜け」という現象を意識してないと、無意識のウチに上張りしてしまいそうです。抜けとは 「長い年月が経過して紙の空白部分が腐食すると墨の印刷された部分のみが残る。これを『抜け』という。」そうです。和紙では『抜け』があっても、ステッカーでは劣化しないから、こーゆーオツなのは無理か。

昔からあることだから、ルールを知らないとヤバい。

文化財を破壊することになります。

千社札の機械やらパソコンの普及により、千社札まがいのものは簡単に入手できますが、公共物に張り逃げするならルールを知り、守らないとヤバい。(というか千社札もお寺の人に「貼っていいっすか?」と許可を得るものらしい)

形ではなく心が大切。