窒息事故、最多は「もち」=ご飯、パンも多く ( 時事通信)
窒息事故、最多は「もち」=ご飯、パンも多く-乳幼児と高齢者に注意・厚労省(出典)
記事:窒息事故を起こした食べ物を厚生労働省研究班(主任研究者・向井美恵昭和大歯学部教授)が調査したところ、最も多かったのは「もち」だったことが12日、分かった。原因となった食品が判明したケースの2割を占め、パンやご飯などを含め「穀類」が目立った。
厚労省は「予想より原因食品が多岐にわたる」と指摘。事故の多い乳幼児、高齢者がいる家庭や関連施設に注意喚起するため、都道府県に通知を出した。
口から摂取するわけですからノドの機能が低下すれば何でも詰まる可能性があるから見守りシッカリね、ということでしょう。
では、具体的にはどんな食品があぶねぇと言われてるのか、をペーパー介護福祉士の私が覚えている範囲でお伝えします!!!もちろん無料で(笑
へい。
誤嚥(ごえん)・誤飲(ごいん)と呼ばれるもので、
本来であれば食道へ、空気の入口である気管へと流れ込むというもの。
モチも含めた穀物!ってことで、yahooにも「具体的に書いてくれ」的なコメントがワンサだったので、微力ながら情報提供。
年寄り、子供関係なしです。
ごはんの発生数が多いのは摂取頻度の問題ですわね。
でも、握り寿司とかもパクッと勢いで食べるからヤバいらしいですよ。
自分も現場で握り寿司が詰まり、背中たたきまくったら握ったマンマの状態でポーーーンと出てきたことがありましたさ。回転寿司ならぬジャンピング寿司!!!新しい! <今だからシャレになる。
■いわゆる ”食べにくい” ものリスト■
1)硬くて食べにくいもの(肉、リンゴ、干物など)
センベイなんかもありますわね。
2)水分状のもの(水、ジュース、味噌汁など)
上向いて(アゴあげて)飲むと気管に入りやすくなります。免許とるときの救急救命講習での「気管確保」の態勢を思い出そう。
3)食品内の水分の少ないもの(食パン、凍り豆腐、カステラなど)
食品が水分(唾液)を吸っちゃう→口の中に張りつく。
対策としては水分と一緒に飲む。
年寄りになるとパンをコーヒーにつけるのも理にかなっている
年寄りになると唾液の分泌量も減っちゃうのよん。
4)繊維の多いもの(たけのこ、もやし、海藻、こんにゃく、アスパラ、れんこんなど)
噛み切れないですねぇ。
5)かまぼこなどの練り製品や魚介類(いかなど)
ノドに飲み込む絶妙のタイミングでプヨ~ンと広がる。
アンカーボルト状態ですわな。
6)口腔内に付着しやすいもの(わかめ、のり、青菜類など)
張り付く→ビックリ!パニック。
7)酸味が強く、むせやすいもの(酢の物、柑橘類、柑橘系ジュース、梅干など)
むせかえる→水泳の息継ぎと一緒で吐き出すと吸うんだよね。
8)喉に詰まりやすい種実類(ごま、ピーナッツ、大豆、きなこなど)
サザエさんの「ウンガグッグッ」ですね。
キナコとか粉系は鼻に吸い込みパニくるってのも+
もう、ここまで来ると何でも詰まっちゃぜ的ですね。
ご高齢の方を介護されてる方は掃除機を常備されたい。
危ないから食うな、と言ってたらみんな、とろみがついたゼリーを食うか、胃に穴あけて栄養液を流し込むかしかなくなる。「モチをハッパでくるむと食える」ってテクもありましたなぁ。
ちなみに誤食(ごしょく)・異食(いしょく)とは、本来は食べないものを食べちゃうこと。
(う)とか。です。
お役にたちそう?たたない?やっぱり。