ササユウは考えた

40代がウンウンした

雇用調整の受け皿はタクシー、居酒屋、介護

仕事始め式で「100年に一度の不況」を連呼された人、手をあげて!

 今年の流行語大賞は「100年に一度の不況(津波)」受賞者はアメリカFRB(連邦準備制度理事会)の前議長・グリーンスパン氏でキマリっ!

今朝、テレビを見てたら、『派遣契約を打ち切られた人を介護現場で活用しよう!』っていう、その村?市会議員さんが登場。「いままで機械が相手だったのが、人間に変わっただけだから大丈夫!!」ってワケわかんねぇことホザいてた。テレビって取材したテープのゴクゴク一部しか放送しないから、前後関係が不明だが、非常にムカツク発言だった。

大手居酒屋チェーン店も店長候補を150人採用とか、塾の講師も好景気の時は講師が(安い費用じゃ)集まらなかったとか、MKタクシー1万人雇用とかとかとか、緊急雇用でピンチをチャンスに変えるのが経営ってもんみたい。でも、普通に考えたらSONYとMKでは給料違いすぎるだろうか、いっくら「何でもやります!」でも・・・本当にやるの?求職希望者からの問い合わせ電話で本業がパンクするとか(笑

ウチもシンドイけど雇うよっ、みたいなプレスリリースだしたらマスコミが取り上げてくれる=無料でイメージUP、何人か雇っても宣伝広告費に換算したらスンゲェ安い!!!みたいなのがニオってまう。

昔からタクシー運転手は雇用調整の役割を担っている側面があり「好景気になってもイチバン最後にしか恩恵受けないのに、不況ではイッチャン最初に波が来る」ってのが定石。規制緩和後は悲惨な雇用環境らしい。自分の知り合いも一時タクシー運転手になったけど・・・。定年後に年金+αじゃないとヤバシとか言ってたな。

そんなタクシー運転手が襲われるニュースを連発で見ると本当に胸が締め付けられる。

福祉業界で雇用は・・・ってことですが、現実問題、福祉業界の人材難は深刻で、求人倍率とかみても他産業では余裕で1.0を切っていても福祉に限ってはワッサモッサあったりする。福祉業界は世の中の景気がよくなると「福祉3K」とか言って見向きもされず、景気が悪くなると「一生なくならない仕事」ってチヤホヤされる。あ、こーゆーのを雇用調整ってゆうのね。でも時給730円とかだよ。。。「なんでもイイから仕事が欲しくて介護にしました」とか言っちゃってるしぃ・・・・。人間だよ、相手。生きてますよ。

でも相手がヒトですから、雇う側もどうやって育成するかってのが課題でしょうね。介護サービスの対象者はコンビニの客やタクシーの客とは違うんですっ!!byフクダさん。

まぁ、今回のをキッカケに介護・福祉業界で働くキッカケとなるヒトも少なからず発生すると思うし、その大多数は×ちゃうとはおもうけど、それでも介護・福祉の仕事が楽しい、と思って定着してくれるヒトが一人でも多いことを祈るのみ。