ササユウは考えた

40代がウンウンした

「名医」ではなく「良医」

この前「ブラックジャックによろしく」を読んだ。いまさらですが。

「お医者様不足」が叫ばれてる訳ですが、実際にはどうなんでしょ?

そこそこに都会に住んでるし、年齢的にも若いのであんまり意識したことはありません。

地域医療が叫ばれるなか、大学病院とかに行くと待ち時間が長い割にはチョピッとしか診察してくれない、ってのもありますよね。

で、言葉として「名医」と「良医」の違いを考えてみた。

大辞泉によれば

「名医」すぐれた医者。有名な医者。

「良医」医術にすぐれた医者。名医。

医者に求めるものは、究極には不死身の身体ですわね。

でも、形あるものいつかはなくなるのは誰しもが一応の理解をしています。

少しでも長く健康で、痛みやツラさを緩和したい。。。ということですよね。

でも、医者だって専門領域ってのがあります。

それは、自分たちの仕事にあてはめてみればわかります。

「建築業」といっても内装屋が水道工事はできないでしょうし、IT関係ならソフト屋がハードのことはイマイチ、ひとえにSEと言っても・・・・みたいにお互いに最低限は知ってても、その最低限のレベルってマッチマチですよね。

医者って歯科医以外は医者という免許だけで、専門が肛門科でも内科的な診察だってできちゃうシステム。もちろん「専門医制度」はあれど、受診するときに「ココは専門医だから受診しよう」って考える一般人はどれほどいるのだろうか。

休日診療センターや夜間帯とか適当な薬しかくれないのも、そんな理由だと思います。

まぁいいや。

「名医」すぐれた医者。有名な医者。

「良医」医術にすぐれた医者。名医。

心技体で考えると、診察と勉強を続ける体力が「体」、診察などを支える腕が「技」、そして説明して精神的に安定できる「心」このバランスが高度に求められる医師。そりゃ給料が高くないとなり手がなくなるよね。

有名な医者でも専門領域外はハテナなら、近所に信頼できる「良医」、いわゆる「かかりつけ医」が本当に必要だな、と感じた今日でした。