ササユウは考えた

40代がウンウンした

山月記

活字離れの私ですので、普段目にするのは新聞、雑誌。書籍化されててもHow to本(読み方がHow to本っぽくしてるものも含め)ぐらいなもの。

「隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎」から始まる 中島敦の 「山月記」。

高校の教科書だってのってるわけですが、学生時代と35歳になった今とでは、ナカミの理解も変わってくるとです。

概略は、「詩人として名を残したいとすべてを犠牲にして詩業に打ち込むもかなわず、姿が寅に変わってしまう。」みたいな短いもの。

 詳しい内容は(青空文庫)、をみるなりしてください。

学生の頃には「あほやなーーー」ぐらいな感じでしたが、今となれば「二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。」という寅の気持ちが痛いほどにわかる。